
昨年の8月に Nikon D3300 という一眼レフ(aps-c)のエントリーモデルを購入しました。
標準ズームと望遠ズームの2つのキットレンズがついたダブルズームレンズキットというやつですね。
それから何ヶ月かして35mmの単焦点レンズを買って、ボケや明るさに嬉々としながら、しばらく単焦点ばかりで撮ってました。
そんなこんなで一眼レフの操作が一通り身について、写真を撮る楽しみがわかってくると、
さらに高性能なカメラやレンズに目がいくわけです。必然的に…
最初は同じ Nikon のフルサイズ機である D850 や D750がいいな〜と思ってたんですが、
D850 はさすがに金額的に手が届かないですし、D750 は店頭で手に取ってみると思ったより
デカくて重いな…と感じまして。。。
そんな中で、SONY のミラーレスに興味を持ちまして、とくに a7シリーズに強く惹かれていました。
自分の中では少し前から、 a7シリーズのどれかを買おうと決めてまして、
最新の a7III と一世代前の a7II のどちらを買うかでかなり迷ってました。
結局、a7IIとSEL2470Zというレンズを購入しました。
SEL2470Zは、カールツァイス製の焦点距離 24-70mm の標準ズームレンズです。
単焦点レンズもいいなと思ったんですが、いろんな画角で撮りたかったので、
まずは標準ズームを買い、余裕ができたら単焦点レンズを買い足していこうと考えた次第です。
まだ a7II でそんなに撮ってないですが、届いた次の日に近くの公園で試し撮りしてきたので、
作例も交えながら、D3300 との違いについても語っていきたいと思います。
目次
今あえて、a7IIIではなく a7II を買った理由
a7IIIと a7II のどちらにするかはかなり迷いました。
一度は、a7IIIと十万円以上するレンズの組み合わせで注文確定ボタンを押す寸前でしたから。
カメラボディとレンズ、SDカードなどの組み合わせで総額36万円くらいになります。
経済的な事情もあり、金利0円のショッピングクレジットでローンを組んだとしても、月に1万円以上の出費になります。
レンズも一本では済まないでしょうから、それに加えて出費がかさむことが予想され…
そんなに経済的に余裕があるわけではないので、果たして、そこまで高額な機材を買う必要があるのかな?
と注文確定ボタンを押すのを思いとどまりました。
それに、気軽に持ち出して使うには、自分にとってあまりにも高価なものに思えました。
もちろん、a7IIIの方が綺麗に撮れるとは思います。
ただ、その違いはほんのわずかなものでしょう。
夜景の写真を撮って比較すれば、a7IIIの方がノイズが少ないでしょうし、
iso感度もa7IIIの方が優れています。
ただ、Lightroom でノイズ除去などをして加工し、リサイズ後の写真を見た場合、
a7IIIと a7II との違いはほとんどわからないでしょう。
a7IIはバッテリーの持ちが悪いとよく言われます。
a7IIIではその点が大きく改善されており、バッテリーの持ちがかなり良くなったようです。
ただそれも、予備のバッテリーを買えば済む話で、
2〜3時間の撮影であれば、予備バッテリーなしでも問題ないです。
あと、a7IIIは4K動画が撮れますが、動画を撮影しない自分にはあまり関係ないかなと…
さらに、ちょうど今、a7IIはSONYのキャッシュバックキャンペーンをやってまして、
同時に買ったレンズであるSEL2470Zもキャッシュバックキャンペーンの対象商品なんです(^^)
キャッシュバックキャンペーンで帰ってくる金額と差し引きすると、
カメラ+レンズで実質20万円ということで、
コスパがかなりいいなと思い、最終的に a7II に決めました。
もうひとつ付け加えると、Nikon のフルサイズミラーレスが近々発表されるという情報も目にしまして…
2年後くらいに乗り換える可能性も出てくるかなと思い、毎月1万円払って2年でローンが完済するくらいがちょうどいいかなと思ったというのもあります。
お金に余裕がある人なら、迷わず a7IIIを買えばいい話だとは思いますが、自分の場合はそんな諸々の理由で a7II にした次第です。
初めて a7II を手にした感想
a7IIはマップカメラでネット注文して買ったんですが、
届いた a7IIを初めて手にした感想は、意外と重いな…でした。
それもそのはずで、レンズをつけた状態で重量を測ってみたら、1080gくらいありました。
今まで使っていた D3300 は標準ズームレンズをつけた状態で、約700gでした。
その差は1.5倍。。。
体感的には1.5倍というより、2倍くらい重いように感じました。
女性だと長時間持って撮影するのはちょっときついんじゃないかと感じました。
ミラーレスとはいえ、フルサイズ機となると、aps-cの一眼レフよりも重いんだな〜っと、
その点が意外でしたが、剛性感は想像よりしっかりしていて、
さすがに10万円以上するカメラだけあるなとも思いました。

サイズは、D3300とほぼ同じですね。
ボディは a7II の方が薄いですが、レンズが長い分、a7II の方が若干大きいですが。
なので、ちょっと重量感はあるものの、カバンに入れて持ち歩くのも問題ないかなと。
一眼レフのフルサイズ機だと大きさ的にも重量的にも気軽に持ち歩けないので、
その点は、a7シリーズはかなりメリットが大きいように思います。
あと、a7シリーズは見た目がカッコいいですね。
Nikon も悪くないんですが、カメラ自体の見た目がいいとそれだけでテンション上がります。
D3300 と a7II の性能面での比較
D3300 と a7II とで、写真として撮ったときにどれだけ差が出るのかについてですが、
そもそもダブルズームレンズキットで6万円というaps-cのエントリーモデルと、
カメラボディだけでその倍以上するフルサイズ機では、その差は歴然という気がします。
たとえ、aps-cのエントリーモデルであっても、撮影の条件が良ければ綺麗に撮れます。
逆に、どんなに高価な機材を使っても、撮影の条件が悪かったり、
カメラを上手く扱えなければそれなりの写真になってしまいます。
ということで、今回はカメラとレンズ以外はほぼ同じ条件で撮った写真で比較してみたいと思います。
私が住んでいるところの近くに、わりと良い感じの公園がありまして…
春日井市にある落合公園というところですが、広い池があり、
フォトジェニックなポイントもいくつかあるので、
ポートレートなんかを撮るのにも良い場所です。
作例の比較
前置きが長くなりましたが、できるだけ同じ条件で撮影した写真を比較していきたいと思います。
まずは同じような条件で撮った写真を何枚かご覧いただきましょう。






D3300 で撮った写真、a7II で撮った写真の順にそれぞれ3枚ずつとなります。
どうでしょう??
そんなに歴然とした差を感じますか?
同じような条件とはいえ、撮った日が違いますので、天候状態も違います。
空の雲の感じとか、D3300で撮影した日は好条件でしたので、写真によってはD3300の方がいいように見えなくも…
どちらも1920×1080pxに縮小してるので、余計にわかりにくいいかもしれません。
ただ、等倍などに拡大してよく見ると、a7IIで撮った写真の方が、精細に撮れてます。
あと、暗い部分のノイズが少なく、光量が落ちてくると、a7IIの方が綺麗に撮れます。
まだa7IIでは、夜景撮影などはしていないんですが、
D3300だと、ISO感度をできるだけ抑えて撮っても、暗いところでの撮影だと、
どうしてもノイズが目立ってきます。
たぶん、a7IIで夜景撮影をすれば、その差は歴然としてくるでしょう。
それ以外に撮影をしていて感じていたことは、a7IIはD3300 と比べると手ブレしにくいです。
そのもそのはずで、a7IIには5軸ボディ内手ブレ補正という
すごい特長がありまして、ボディ内に手ブレ補正機構によって、
Eマウント以外のレンズであっても、手ブレ補正が効いてくれます。
D3300はシャッターをわりと強く押し込む必要があるんですが、
そのときに手ブレしてしまうことが多く、
シャッタースピードを速くしないと手ブレしてしまうことが多かったです。
a7IIはシャッターを軽く押し込むだけでシャッターが切れることもあり、
シャッタースピードが遅くても手ブレしにくいという特長があります。
これってけっこう大きいですね。
三脚を使わなくてもシャッタースピードをけっこう遅くできるというのは大きなメリットです。
三脚を持っていなかったり、三脚が使えない場所での夜景撮影には大いに役立ってくれるかと。
近いうちにでも a7IIで夜景撮影をしたいと思っているので、
撮影してきたら作例とともにご紹介します。
ではでは。
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